「寝違え」ってなに?
私の施術理念は「安心・安全で、お客さまを危険にさらすことのない施術」です。
一人でも多くのお客さまが痛みのない生活を取り戻し、笑顔になってくれることを心から願い、日々施術を行っています。
いつもと同じ生活をして、ぐっすり眠ったはずなのに…
朝起きたとき、
「あれ?く、首が…動かせない?!」
みなさんはこんな経験、ありませんか?
これを「寝違え」とよび、
「いや~昨日寝違えちゃってさ~!」
なんて会話もよく聞くと思います。
でも、この「寝違え」が何なのか?!
実は知らない人も多いのではないでしょうか。
今回はこの「寝違え」の正体について、お話していきたいと思います。
寝違えとは?
「寝違え」とは、首から肩にかけての筋肉や靭帯を傷めてしまうことです。
病名としては、「筋肉の損傷」や「捻挫」になります。
「え?首も捻挫するの?!」と思う人も多いかもしれません。
「捻挫」は筋肉や靭帯を傷めてしまうことです。
ですから、筋肉や靭帯がある場所では、どこにでも起き得るのです!!
人は寝ている間、同じ筋肉がかたまらないように、寝返りを打ちます。
(ですから、寝相が悪いのは、動けている分いいことでもあるのです!)
でも、それがうまくできないと、同じところに負担がかかりっぱなしになってしまいます。
すると、朝起きたときにかたまって動かなくなってしまったり、
体勢によっては筋肉を傷めてしまったりするのです。
どこに起きるの?
上の図は左側が表面の筋肉 右側が深い筋肉
首から肩にかけては、このように何層にも筋肉が重なっています。
また、細かい筋肉もたくさんあります。
この中の筋肉や靭帯のうちのひとつ、あるいは複数の損傷により、「寝違え」は起こります。
このように複雑になっている分、傷めている箇所を特定するのも簡単ではありません。
すぐ治る、と放置しておいて、ずっと痛みが取れない、痛みが強くなる、というケースもあり、
甘くみてはいけないのです!!
どうして起きるの?
ではどうしてうまく寝返りが打てなくなって、不自然な体勢のまま寝てしまうのでしょうか。
これは睡眠と大きく関わっているので、個人個人で原因が変わってきます。
たとえば、
- お酒を飲みすぎた
- いつもと違うところで寝てしまった
- 枕や布団を変えた
- 疲れすぎて睡眠の質がよくない
- うまく寝返りが打てない
…などが考えられます。
どんな症状が起きるの?
「寝違え」で起きる主な症状は、
- 痛み
- 動きの制限
です。これを専門的には「疼痛」、「可動域制限」といいます。
ひどくなると、手がしびれたり、頭痛が伴うこともあります。
また、首は脳に近く、大切な神経もたくさん通っているので、症状があるのに放っておくことはとても危険です。
適切な対処をしてなるべく早く症状を抑えることが大切です。
応急処置
まず、朝起きて寝違えに気づいたら、強く押したり、もんだりするのはやめましょう。
痛みがある、動かせない、ということは筋肉を傷めている可能性があります。
そこに強い刺激を加えることは、その損傷を大きくしてしまうことに繋がります。
また、くるくる回したり、ぎゅうぎゅう伸ばすこともよくないです。
まずは安静に、そして炎症を抑えるために
アイシングをしましょう。
「え?!首にアイシング?!」
と、びっくりする方もいるかもしれません。でも、足を捻挫したら、冷やしますよね?
「寝違え」も「首の捻挫」ですから、応急処置は同じなんです!!
冷やし方がわからない方は以下を参考にしてください。
次回は「寝違え」たら、
- どこに行けばいいのか?
- どんな施術があるのか?
- 予防するにはどうすればいいのか?
などについてお話したいと思います。
私の施術理念は「安心・安全で、お客さまを危険にさらすことのない施術」です。
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