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「ギックリ腰」ってなに?

 
ぎっくり腰とは?
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「ギックリ腰で動けない!!」ぎっくり腰のイラスト(男性)

 

…これ、みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

それまで普通に動けていたのに、急に腰に力が入らなくなったり、痛くて動けなくなったり、

ひどいと一人でトイレに行くこともできなかったり…。

でも、名前は知ってるけど、「ギックリ腰」ってどういう状態なのか、

どうしてそんなことが起きるのか、

知らない方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな身近だけどあまり知られていない「ギックリ腰」の正体について、

お話してみたいと思います。

 

 

 

ギックリ腰とは?

 

ギックリ腰は、そもそも病名ではありません。

いわゆる通称です。

病名としては、急性腰痛症になります。読んで字の如く、

「急に」「腰が痛くなる」ので、腰痛に苦しむ農家の男性のイラスト

欧米ではその突然の様子から、魔女の一撃などと呼ばれたりしています。魔女のイラスト(空想の生物)

なんらかの理由で腰の靭帯や筋肉に負担がかかり、

痛みを発生させる場合は「腰の捻挫」と考えることもできます。

また、骨やその間の椎間板、関節を包んでいる膜などに原因があることもあり、様々なケースがあります。

それらいずれかの損傷、あるいは複数に重なることで、激しい痛みを起こします。

(腰周囲の解剖図)

引用「ヒューマン アナトミー アトラス2021]

           左が表面の筋肉 右が深い筋肉

 

痛みの範囲は、腰だけの部分的なものから、背中や足も含む広範囲のものまで、様々です。

また、痛みの種類も、ズキズキするもの、あるいは、足にかけてビリビリとしびれたり、

痛みは軽いけど動けない、などこちらも多岐にわたります。

 

 

どうして起きるの?

 

「ギックリ腰」は「急に」起こる、と言いましたが、気づいていないだけで、

実はベースになる症状を自らつくり、そこに「きっかけ」が加わることで発症するケースが多いのです。

 

「ベースになる症状」とは、

  • ずっと同じ姿勢ばかりで、同じ筋肉や関節に負担がかかり、筋肉や靭帯、腱などの組織が硬くなっている。
  • 加齢や運動不足、筋肉疲労の蓄積により筋力が低下し、体を支える力が弱っている。
  • 過度な運動、あるいは同一方向の動きにより、負担がかかる場所が限られ、アンバランスになっている。
  • 加齢などに伴い、骨が変形して、神経の通路を妨げている

 

…などが考えられます。姿勢が悪い人のイラスト(座り方)

 

また、その「きっかけ」となる動作として

 

  • 重いものを持ち上げようとしたとき
  • ふとんから立ち上がろうとしたとき
  • ゴルフのスイングをしたときゴルフ肘のイラスト
  • せきやくしゃみをしたとき
  • 顔を洗おうとしたとき
  • いすに腰かけて、横や後ろのものをとろうとしたとき
  • 落ちたものをひろおうとしたとき
  • いきなり負荷の高い動きをする(ジャンプなど)

 

…このように、あらゆるものがあります。

典型的な例として、「重いものを持ったとき」がよく挙げられますが、

実際に起こるケースとして、実は重いものをもつときは、みなさん用心するので、防げることも多いのです。

注意したいのは、「なにげない動作」のときです。

朝起きて顔を洗おうとほんの少し腰を曲げる、あるいは座った状態でちょっと後ろのものをとろうとするなど、

「意識していない動作」で起こることがとても多いのです。

つまり、気持ちが準備できていて行う動作は、体も準備できるので、起きにくく、

とっさにする動作は、軽いものでも、体は対応できない、ということです。

 

どんな症状が起きるの?

 

「ギックリ腰」で起きる主な症状は、

  • 痛み                関節痛のイラスト(腰)
  • 立てない、歩けないなどの動きの制限
  • しびれや麻痺

 

などです。痛みも軽いものから激痛まで様々な幅があり、熱を伴うものもあります。

また、しびれや麻痺などは神経の異常が考えられますので、それが単なる「腰痛症」なのか、

あるいは他の疾患が原因になっているのか見極める必要があり、要注意です。注意のマーク

 

応急処置

 

では実際に「ギックリ腰」になってしまったら、どうすればいいのでしょうか。

症状により対処は様々ですが、もし全く動けず、痛みも激しく、

それがどんどん強くなるような場合は、

すぐに医療機関を受診しましょう。       病院・医院の建物イラスト(医療)

これは、「急性腰痛症」が、筋肉や骨などの損傷だけではなく、

体の中からの異常である可能性もあるため、

早期に原因を特定することがとても重要だからです。

ごくまれに、内臓の病気、ガンの転移など思いがけない原因であることがあります。

ですから、たかが腰痛などと思わず、きちんと検査してもらうことが大切です。エコー検査のイラスト(猫)

 

一般的には、痛みはあるがじっとしていれば大丈夫、

動けないけど痛みはそこまでではない、

など、

緊急的に医療機関に駆け込まなくても大丈夫というものがほとんどではあります。

ではそのような場合、まず自宅でできる対処法は何でしょうか。

これは「寝違え」のときもお話しましたが、やはり

 

アイシング 水枕のイラスト

です。

よくあるご質問に

冷やすの?」「温めるの?

というものがあります。

このときポイントになるのは、

「急に」「痛みがある」ということです。

 

これは炎症を起こしているサインですから、

冷やす必要があります。

 

ですからこれは痛みの程度にもよりますが、

「急に」痛みが出た直後は、お風呂で温まるのもよくないのです。

 

また、「ギックリ腰」になったとき、激しい痛みであれば、

あまり動かさない方がいいので、

あればコルセットやさらしなどで固定し、

安静にして痛みがおさまるのを待ちましょう。医療用コルセットのイラスト

ただ痛みの程度が軽く、少し動けるようであれば、固定をした上で、

なるべく日常生活の中でできる動きはしたほうが、治りが早いと言われています。

これは他の筋肉を動かすことで間接的に患部の筋肉の緊張を和らげ、

可動域を戻すことに繋がるからです。

また、寝るときに楽な体勢としては、

横向きで体を丸めるようにするのが一番いいとされています。

何かを抱えるようにしたり、足の間にクッションやバスタオルなどを挟むのも効果的です。抱き枕を抱く人のイラスト

 

一般的な「ギックリ腰」は、医療機関を受診しなくでも、

2,3日から数週間でおさまることが多いですが、

繰り返し発症していたり、時間を経ても痛みがひかない、

動きが改善されない場合は、

注意が必要です。また、痛みがある程度おさまっても、

少し残ったままだったり、可動域が戻らないままでいると、

慢性の腰痛に移行することもあります。

 

そのような場合は、専門機関に相談して、診てもらうことをおすすめします。

次回は、そのようなときに

  • どこに行けばいいのか?
  • どんな施術があるのか?
  • 予防するにはどうすればいいのか?

などについてお話したいと思います。

 

 

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