「肉離れ」ってなに?
私の施術理念は「安心・安全で、お客さまを危険にさらすことのない施術」です。
一人でも多くのお客さまが痛みのない生活を取り戻し、笑顔になってくれることを心から願い、日々施術を行っています。
みなさんは、久しぶりに運動したとき、あるいはスポーツで激しく体を動かしたとき、
「バチッ」
と音がして倒れたことがある、またはそんな人を見たことがありませんか。
これがよく耳にする「肉離れ」であることが多いんです。
でも…名前はよく聞くけど、「肉が離れるって…どういうこと?」と、疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。
今回は、この「肉離れ」がいったい何なのか??ということについて、お話してみたいと思います。
肉離れとは?
まず、「肉離れ」の「肉」は「筋肉」のことです。
つまり、「筋肉が切れて、離れた状態になる」のが「肉離れ」です。
これを専門的にいうと「筋挫傷」といいます。「挫傷」というのも難しい言葉ですよね。
要は、筋肉が傷ついて、損傷しているという状態なんです。
そしてその損傷の程度によって、重症度も違います。
ですから、一概に「肉離れ」といっても、外見からはわからないような軽いものから、
歩けないような重症なものまで様々なんですね。
発症した時は、「バチッ」「プチッ」などの筋肉が切れる音とともに、「鋭く激しい痛み」を伴うこ
とが多いです。
どうして起きるの?
ではまず「肉離れ」」は体のどのようなところに起きるのでしょうか。
まず前提として、「肉離れ」の「肉」は「筋肉」ですから、筋肉があるところにはどこでも可能性があります。
その中でも、
太ももやふくらはぎ
に多く発生します。
これは「肉離れ」が瞬発的な動きによって起こることが多いこと、そのため大きい力を出せる筋肉に起こりやすいことが考えられます。
例)
バレーボールやバドミントンなど、ジャンプしたとき
テニスやバスケットボールで切り返しのターンをしたとき
サッカーで大きく足を振ったとき
短距離走で走り始めるとき
などに、急に強い力を出そうとしたときに、起こりやすいです。
また、原因になる体の状態として、
<日常的>
日頃まったく動かしていない。
筋肉が固くなっている。
筋力自体が低下している。
<スポーツ選手>
ウォーミングアップ不足
疲労の蓄積
運動中の水分摂取不足
などが考えられます。
また、共通のこととして、骨盤の歪みなどにより、筋肉の使い方に偏りがあること、なども挙げられます。
どんな症状がおきるの?
「肉離れ」は筋肉の損傷ですから、内側で出血していることが多いです。
また、それに伴い、痛みが出て、腫れたり、熱をもったりします。
重症度にもよりますが、足がつけず歩けない場合もあります。
患部に凹みがあったり、出血による変色が起きていることもあります。変色は翌日以降に出たりもします。
押した時の痛み方、ストレッチしたときの痛み方、自発痛(安静にしていても中からドクドク痛い)の有無などで、
重症度がかわってきます。
応急処置
では「肉離れ」になってしまったら、どうすればいいのでしょうか。
筋肉の損傷により、炎症を起こしていますから、まずはアイシングです。
損傷した箇所を動かさないようにするために、固定も必要です。
ただし圧迫を強くしすぎて、血流を完全に止めないように、注意しましょう。
<やり方>
動くときは、けがをした方に体重をかけないように気をつけて移動します。
また、医療機関にかかるまでは、膝を軽く曲げて、その下にクッションのようなものを入れて、
全体的に足を上げておくようにします。患部を上げておくことで、腫れを軽減させる効果があります。
損傷の程度が軽くても、外からわからないこともあるので、できるだけ医療機関でしっかり確認しましょう。
次回は医療機関での治療法や、リハビリ、予防法についてなど、お話していきたいと思います。
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