すぐに施術ができない方へ
QUESTION
こんなことで
お困りではありませんか?
あなたは今、下記のようなことでお困りではありませんか?
- 朝起きたら首が痛いが、仕事は休めない・・・
- 突然のぎっくり腰、とにかくすぐに痛みをなんとかしたい・・・
- 久々に運動をしたら、膝に違和感や痛みがある・・・
- いつも肩が痛くて、触ると熱い感じがする・・・
- 施術したいけど、忙しくてなかなか治療院に行けない・・・
- 痛みはあるけど、もう少し様子を見てから通院を考えたい
- どこの治療院に行けばいいかわからない・・・
- いつも運動後に痛みが出てくる
このサイトを見ているあなたは、もしかして“施術に行きたいけどすぐには行けない、どうしよう”と考えながら、治療院選びをしているのではないでしょうか。
もちろん大事な身体のことなので、なるべく早く専門の施術家に任せるに越したことはないのですが、仕事を休めなかったり、家事や育児で忙しく治療院をじっくり探す時間がないという方は多いと思います。
でもご安心ください。
そんな方のために、ここからは痛みへの応急処置として、施術を受ける前にご自身でできるセルフケアについてご紹介いたします。
ICING
痛みを緩和させる
「アイシング」
今あなたを不快にし、ストレスの原因となっているのは、何よりも“痛み”だと思います。
これを抑えるためにとても有効なのが「アイシング」です。
なぜ「痛み」を感じるのか?
たとえば、整形外科などで「腰や首のヘルニア」または「変形性関節症」と言われた方でも、みんながみんな同じように痛みを訴えるわけではありません。
痛みを感じるのはほとんどの場合、患部に炎症が起きているから。
それにより筋肉や周りの組織(軟部組織)が損傷したり、腫れによる圧迫感などが神経を通って脳に伝わり、痛みとして認識されているのです。
ヘルニアの持病を持っている方でも、炎症が起きていないときはとくに痛みを感じないというケースはよくあります。
炎症とは身体を守る生体の防御反応の一つで、細胞を傷めるような外傷によって生じます(身体に侵入した細菌やウイルスと白血球が戦うときにも起こります)。
細胞が傷つくと、患部には発赤、熱感、腫脹、疼痛が発現するため、この赤く腫れた見た目や触った時の熱い感覚がまさに 「炎の症」という名の所以なのかもしれません。
通常、炎症がひどくなければとくに手当をしなくても数日で自然と回復していきますが、その間は痛みや腫れによる不快感や動かしにくさなどの機能障害が起こってしまうのです。
突然のケガ以外にも!
アイシングの有効性
捻挫や突き指などの突然のケガで炎症を経験したことがある方は多いと思いますが、実は慢性的な痛みでも、急性のケガと同様に炎症が起きていることがあります。
これらを抑えるために有効なのがアイシングです。
急性でも慢性でも、炎症により痛みが生じている箇所は冷やすことで毛細血管が収縮し内出血が抑えられ、代謝レベルが下がり腫れや発熱も軽減されます。
また、冷却による麻酔効果で痛み自体が軽減され、その結果、機能障害も最小限に留めることができるのです。
慢性的な腰痛などには患部を温めることを推奨している場合もありますが、これは「炎症が起きていない場合」に限られます。
患部に炎症がなければ、血流を良くして代謝を上げることで、筋肉に栄養と酸素がしっかり届けられて疲労物質が除去されたり、柔軟性をしっかり保つことができるなどのメリットが得られますが、炎症が起きている場合は悪化させる可能性があるので注意が必要です。
冷やす場合の判断基準は?
患部を冷やすべきか否か?
それを判断するには、まずはあなたの痛みの原因が炎症によるものかどうかを確認しましょう。
ご自身で患部の状態を判断する簡易的な方法としては、以下のチェックをしてみてください。
- 痛みが出ているところがじんじんする
- 患部を触ると熱を感じる
- 湯船にに浸かったときに痛い
上記どれかに該当する場合は炎症が起きている可能性が高く、アイシングがお勧めです。
炎症が起きているときは冷やすようにしていただくと良いでしょう。
※ただし、これはあくまで簡易的な自己判断の基準となりますので、アイシングで痛みが増すような場合はすぐに中止し、専門家の診察、適切な施術を受けるようにしてください。
正しいアイシングの方法
今回は、炎症が起きている箇所に有効な、痛い箇所のみをしっかり冷やす局所冷却のアイシングをご紹介いたします。
患部以外は毛布などで保温しておいてもかまいません。
01
氷嚢を用意する
まずは冷やすための氷嚢を用意しましょう。
なければドラッグストアやスポーツ用品店、夏場なら100円ショップなどでも販売されておりますが、緊急の場合はポリ袋などでも大丈夫です。
なお、氷を入れる際は必ず水も一緒に入れてください。これは凍傷になるのを防ぐためです。
保冷剤は凍傷を起こすことがありますので、使わないようにしてください。
02
10〜15分のアイシング
患部に氷嚢を当てて冷やしましょう。
冷やす時間は10〜15分、その後、冷やすのをやめて感覚や痛みが戻ったら再度実施してください。
ただし、やりすぎると凍傷を生じる可能性があります。時間を守って1時間に1セットを目安に数セット実施してください。
※冷感を感じる湿布もありますが、アイシングのような冷却効果はありません。
プラスαのセルフケア、
「絶対安静」を考え直してみよう!
たとえば、骨折などで数カ月ギブスをつけていた場合、骨が治ってギブスを外したあとに、数週間ほど患部を元の状態に近づけるためのリハビリが必要となります。
久しぶりに動かし始めたときはとにかく痛いし、むくむし・・・リハビリの最初は誰しもが苦労します。
これは、長期間にわたって固定されていたことで、筋肉や関節が固くなり、柔軟性を失ってしまっているからです。
実はこの現象は、長期間の固定にとどまらず、意外と身近なところでも起きています。
あなたは、風邪などの体調不良で一日中寝込んだあと、回復して身体を動かしたらなんだか思うように動かない、こんな経験をしたことはありませんか?
また、電車や飛行機などの数時間の移動やデスクワークでも身体が固まって苦痛を感じることはありますよね。
程度の差はあれ、これらはすべて身体を動かさなかったことによる弊害なのです。
人間の身体は、地球の重力の元に動くことを前提に進化を遂げてきました。
ですから状況によっては、安静にすることよりも、動きを取り入れたほうが不調が改善する場合があるのです。
そこでお勧めなのが、歩くということ。
二足で立つ姿勢や歩行をすることが人間の基本的な姿であり、それにより身体が本来あるべき姿、良い方向へ導かれる効果があると考えられます。
もちろんこれは、体調が良くない中で無理に動かしたり、積極的に運動をしましょうということではなく、あくまでできる範囲での話です。
とくに炎症がおさまっているようであれば、痛みや違和感を感じるからと言って安静にすることだけがすべてではありません。
動かせる範囲で日常生活や散歩などを行うことも、不調を改善する新たな選択肢として取り入れてみてください。
SUMMARY
まとめ
アイシングなどのセルフケアを行い、少しずつでも痛みが緩和されていたり、状態が良くなっていると感じられれば、1週間程度は続けてみても良いでしょう。
しかし、それ以上様子を見ても痛みがあまり変わらない、または痛みがとれても違和感や動かすのがつらいなどの症状があれば、一度、病院や整骨院などの医療機関、治療院などへ行くことをおすすめいたします。
もちろん、速やかに施術できるのであれば、専門家の施術を受けることが最も早い回復につながります。
セルフケアはあくまで、すぐに施術できない場合の応急処置として行ってみてくださいね。
当院では、突然のケガなどの急性外傷から、日常生活による慢性的な肩や腰、膝の痛みに対しての施術を行っております。
次は当院の保険施術、自費施術についてご紹介いたします。